【吉祥寺店】星の王子さまと世界の絵本・挿絵展

企画展概要

ギャルリー・アルマナック吉祥寺  2018/8/1(水)~8/31(金) open 11:00~19:00 無休
【併催】藤田嗣治・子どもと猫の絵画展(~10/10(水)まで)

 

saint_exupery 星の王子さま

秘密をひとつ教えてあげる。大切なことは目に見えないんだ。

8月のギャルリー・アルマナックでは、フランスの作家サン=テグジュペリによる、小説「星の王子さま」の挿絵リトグラフを大特集!

「星の王子さま」は今年、出版から75年目を迎えます。70年以上を経た今も、時代や国、性別や年代を超えて長く愛される

「星の王子さま」は、皆さまにとってどんな存在でしょうか。

星の王子さま

今回、当ギャラリーでご紹介する「星の王子さま」のポートフォリオは、サン=テグジュペリ遺産管理協会の承認の元、高級感ある版画紙を使用した、日本ではほとんど出回っていない大変稀少なリトグラフ版画集。
フランス、パリのArts Lithographie工房で300部限定で制作されました。
サイズは「大(50×40cm)」と「小(40×30cm)」があり、一枚一枚、職人の手で刷られた価値ある作品です。

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大切なことは目に見えない。
この素朴で優しいサン=テグジュペリのデッサンは、拙いからこそ”大切なこと”だけをまっすぐ伝え、
多くの人々の胸を打つのかもしれません。
大切なひとへの贈り物として、また、ご自身のお部屋を彩る1枚として、
ぜひお勧めしたい逸品です。

本展では他にも、19世紀~20世紀初頭に活躍したフランスやイギリスの
絵本・挿絵作家の貴重な版画作品も多数出品。
吉祥寺散策の折、中道通りを一本入った閑静なギャラリーで、古き良き時代が薫る、
宝石のように繊細優美な挿画の数々をお愉しみください。

【併催】藤田嗣治・子どもと猫の絵画展

「私には小供がない。私の画の小供が私の息子なり娘なりで一番愛したい小供だ」

「金貨」  「ワイン」  「ランジェリー」

フランス移住後、主なテーマのひとつとなった”子ども”の絵。藤田の描く子どもはみな額が広く目が吊り気味で、よく似た顔立ちをしています。この子どもたちには実際のモデルは存在せず、ただ藤田の心の中から生まれた愛すべき”わが子”たちでした。挿画本『小さな職人たち』や『四十雀』には、ごっこ遊びをするように労働する子どもたちの姿がユーモラスに描かれています。これらの連作には、フランスの街と暮らしを支える職人たちへの、藤田らしい愛情が込められています。
 

「盛り場から夜遅くパリの石だたみを歩いての帰りみち、フト足にからみつくがあって、不憫に思って家に連れて来て飼ったのが1匹から2匹、2匹から3匹となり…」


 

藤田はその創作活動の初期から晩年に至るまで猫を描き続けた画家。
この猫たちは、時に同じポーズや表情を見せながら、時代や場面を超えてたびたび複数の作品に現れます。

藤田が猫の作品を多く残したのは、単に猫が好きだったからだけではありません。渡仏から間もない1910年代。
貧困のため絵のモデルを雇えなかった代わりに、よく道端で拾った猫をモデルに絵を描き続けていたといいます。
晩年まで藤田が猫を飽きずに描き続けた理由の一つは、そんな困窮した生活の中で、時にモデルになってくれ、時に温もりを分かち合った藤田から猫への恩返しの意味もあったのかもしれませんね。

展示風景

星の王子さまと世界の絵本展

星の王子さまと世界の絵本展

藤田嗣治・子どもと猫の絵画展

藤田嗣治・子どもと猫の絵画展


常設展示コーナー 《ミュシャ&藤田嗣治》

併せて、ご好評いただいている藤田嗣治、アルフォンス・ミュシャの常設展示も随時新入荷作品を追加しながら引き続き展覧中です。
 

【 藤田 嗣治 】
 藤田嗣治 油彩 レオナール・フジタ
  【 アルフォンス・ミュシャ 】
ミュシャ 特集展示

開催内容や価格など、ご不明な点は下記までお問い合わせくださいませ。

お問い合わせ
・TEL 0422-27-1915 (ギャルリー・アルマナック 吉祥寺)

ギャルリー・アルマナック 吉祥寺
営業時間:11:00~19:00 会期中無休
住  所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-18-15 アクセス

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